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ℚ:なぜ概算見積りになるの? A:積算資料が足りないからです。
沈下修正の積算は資料があればあるほどより正確な見積が出来ます。
しかし古い家や図面の無い家もあります。地盤調査などお金がかかるため見積もり段階では調べない方もいらっしゃいます。
現地で沈下レベル計測したのなら範囲を決められますが、大体この範囲と図面で〇で囲むだけではどこを基準にどれだけ直すのか判断出来ません。
基礎形状や地盤の状態が判らないまま『想定』や『仮定』として条件を決めて積算する場合、当然実際と条件が乖離しますので見積内容も変わってきます。『概算』と書かないと実際の条件と大きく違った場合に積算能力を疑われます。
地盤調査データが大事です!
鋼管杭圧入工法を積算するにしても薬液注入工法の積算のも『地盤調査データ』が必要です。なぜか資料の中で一番おろそかにされています。
沈下の最も影響ある原因の『地盤』が弱いのか強いのか?深さはどこまでかが判断出来なければ負けが濃厚な博打に挑むようなものです。
予想の根拠もない想像で積算する訳にもいかないので『仮定』して積算条件を縛り、その条件に合うならこれくらいの費用ですと見積りを出します。
ただその見積もりで施行を依頼されても受けることが出来ません。『概算』ですので・・・
後から追加工事を言われてお互いが嫌な気分になりたくないので、費用は掛かりますが地盤調査をして地盤の状態を教えてください。
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